聡明な演技で注目を浴びる芦田愛菜ちゃんが、将来になりたい職業は? と質問されて、“病理医になりたいです!”と答えたことは皆さんご存知ですか? そうです、彼女が指名した職業は病理専門医のことで、ではどのような仕事内容なのか判りますか? 意外と彼女は専門的な業務内容に精通しているようで、少しびっくりしますよ。でも、このページを読まれたら、病理専門医が臨床現場でいかに重要な役割を担っているのか、なぜ彼女がそれを目指したいと考えているのかが理解できると思います。 ほとんどの疾患においては、その疾患がどのような種類の病気であるかをはっきりさせてから、有効な薬物や手術などが選択され、本格的治療が施されます。この病気の本態を突き止める事を、“診断”と呼びます。実際、診断は臨床医師が患者さんを診療しておおよその見当を付けますが、それを確定するのは実は種々の検査値(血液検査等)や画像解析などの所見を解析することと、その病巣から組織を採取し、それを顕微鏡を用いた細胞レベルで分析し、病態の原因を明らかにする病理組織診断とに任されているのです。すなわち、病理診断科は他の臨床医のように患者さんの実際の診察には当たりませんが、患者さんのどの臓器組織のどの細胞が異常をきたしているのかを解明し、それを治療にあたる主治医にすばやく進言して治療に反映していただいております。詳細には次のような業務を行っております。
≪当科で参考にしている診療ガイドライン≫ 日本病理学会編・各種癌取扱い規約、WHO classification.
ページの先頭へ戻る
ご意見・ご質問・お問い合わせの方は、下記までメールをお願いいたします。
ただし、診療に関する相談等は受付けておりませんので、ご注意ください。
bsoumu-ka@city.yonezawa.yamagata.jp
掲載内容の無断転載を禁じます。ただしリンクは自由です。