閉塞性動脈硬化症は、血管の動脈硬化により、狭窄(血管が狭くなる)や閉塞(血管が詰まる)を起こし、血液の流れが悪くなり手足にさまざまな障害が現れる病気です。
四肢の動脈、特に下肢に高頻度に起こり、中年以降、特に50歳以降の男性に多くみられます。
はじめは足が冷たく感じたり、歩くとだるいなどの症状ですが、進行すると歩行時に痛みが出てきます。さらに症状が進むと、立ち止まって休むとまた歩け、それを繰り返す、間歇性跛行という症状が出てきます。
病状が悪化すると歩行が困難になり、 放置しておくと足先が壊死(組織の一部が死んだ状態)を起こし、下肢切断に至ることもあります。
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