主な先天性疾 |
●. |
心室中隔欠損(VSD) |
|
右心室と左心室の間の壁に孔があり、
左心室の酸素の付いた赤い血液が、右心室へ行ってしまう病気です。
1カ月健診のときまでには、聴診による心雑音で気づきます。
小さな心室中隔欠損症は、元気に育ちますが、
大きな心室中隔欠損症では、心不全となり、なかなか体重が増えなく
なります。 |
●. |
心房中隔欠損(ASD) |
|
学童・成人に至るまで診断されないことも多く、
心臓の右心房と左心房を隔てる心房中隔に穴が開いた病気です。
同じ名前の疾患で、新生児期や幼児期に心エコーで発見された
無症状の「心房中隔欠損」は自然閉鎖することが多く、
これは、胎児期に自然に閉まるはずだったのが、
閉まらなかっただけのものです。
自然閉鎖しますが、はっきりしないときは、経過をみることになります。 |
●. |
動脈管開存(PDA) |
|
生後動脈管が閉鎖しなかった結果として生じる先天性心疾患です。 |
●. |
両大血管右室起始(DORV) |
|
両大血管右室起始症とは、大動脈と肺動脈の両大血管の半分以上が右室から出ている心奇形です。 |
●. |
エプスタイン奇形 |
|
三尖弁が下降し、右心室の大部分が右心房として機能する(右房化右室)。 しばしば不整脈を合併し、突然死の危険が高くなります。 |
●. |
ファロー四徴症(ToF) |
|
肺動脈狭窄、心室中隔欠損、右心室肥大、大動脈騎乗の4つの奇形を合併している疾患です。
|
|
|