放射線科
概要
放射線科は、CTやMRI、核医学検査などを用いて、患者さまの画像情報から病気の有無や病気の進み具合を診断しています。すべての診療科と連携し、病院全体の医療のレベルを向上させる役目を担っています。「画像診断はなまもの」と考え、検査終了後、1時間以内に画像ネットワークを通して結果報告ができるように努力しています。
救急対応として、放射線科医の自宅にも読影端末を設置しており、24時間体制で読影しています。この救急対応は2006年から施行されており、勤務病院と自宅とを結ぶ遠隔読影として日本で最も早い時期に導入されたシステムです。今でも日本でこのシステムが稼働している施設はわずかです。2012年からは iPadによる画像診断も可能になっています。
「画像診断はなまもの」ですので、これらのシステムは早期診断を実現するのに有用なシステムです。
また、血管造影やその手技を応用して病気の治療も行っています。緊急性を要する塞栓術などは24時間体制で対応しております。
近隣の診療所からの紹介患者さんのCTやMRI、RIなどの画像診断も担当しています。最近は年間1300件程度の紹介検査があります(表)。
放射線科への検査予約は電話でも受け付けていますが、インターネットを利用し米沢市や県南の診療所から直接予約をすることもできます。 検査結果や画像もインターネットにて閲覧が可能です。
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病院読影端末
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自宅読影端末
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iPad端末
CT、MRI、RIの紹介件数について
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≪当科で参考にしている診療ガイドライン≫
日本医学放射線学会 画像診断ガイドライン
腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関するガイドライン など