お産のご案内
産科外来と4階西病棟
正常な経過の妊婦さんからハイリスク妊婦さんの妊娠34週以降の分娩を行っています。産科外来と産科病棟のスタッフが同じ職場となっており、スタッフ間の情報の共有が常に行われるようになりました。そのため、妊娠初期から産後1か月健診まで切れ目のないケアの提供が行えるようになっています。
また、産科医師、小児科医師、助産師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、臨床心理士とチームを組み、安全、安心なお産となるようサポートしていきます。
お産が大好きなスタッフが、お母さん、赤ちゃん、ご家族の“こころに寄り添う看護“を致します。
お産について
保健指導
妊娠中のマイナートラブルの軽減や、不安の軽減のため助産師が面談を行います。不安が強く面談を希望される方は、外来スタッフにお声がけください。
里帰り分娩について
感染症対策のため、受診前10日間の体調確認とご家族、職場などにかぜ症状やコロナ感染者の方がいないか確認してからの受診となります。
妊娠32-33週くらいまで受診をお願いします。分娩予約は必要ありません。
バースプランについて
バースプランとは、お産の計画書のことです。出産という一生に数度しかない出来事を、できる限り自分らしく、納得のいくものにするために書いていただいています。母児の安全を第一に考えますので、ご希望に添えない場合もありますが、その都度確認しながら満足のいくお産をお手伝いします。
立ち会い分娩について
ご家族の立ち会い分娩、分娩中の付き添いや面会は現在中止しております。
感染状況に応じて随時お知らせいたします。また変更があった場合には、受診時にもお知らせいたします。
マタニティクラス・マタニティヨガについて
現在お休み中です。再開に向けて準備をしています。お楽しみに!
分娩費用
出産手当金の直接支払制度を利用できます。
分娩費用は、50-65万円程度になります。
お部屋について
4人部屋(個室料なし)2人部屋(1人使用2,000円/日・2人使用1,000円/日)、1人部屋(3,000円/日)があります。2人部屋、1人部屋は手術の方が優先で使用しておりますが、ご希望の際は外来スタッフまたは、入院時にご相談ください。
食事について
妊産婦食となります。バランスの良いお食事を提供します。
入院中、出産後の体調が整ってくるころに、お祝い膳を準備いたします。ゆっくり召し上がっていただき、リフレッシュしましょう。
産後のスケジュール
経膣分娩 | 帝王切開分娩 | 赤ちゃん | |
出産前日 | 予定帝王切開の方は入院します。 | ||
出産当日 | 出産後2時間程度、分娩室で休息しその後お部屋にご案内します。 | 手術の予定時間に手術室へ移動します。術後お部屋の戻り、術後の経過を見ていきます。 | 出産後、写真撮影、動画撮影ができます。 抱っこや、母乳をあげることができます。 |
出産1日目 | 授乳指導後、母児同室となります。 毎日シャワーができます。 分娩時の創を消毒します。 体重測定、血圧測定をします。 | 回診後、歩行を開始します。 尿管を抜去します。 創部が痛い場合には、痛み止めを使用します。 体調に合わせて授乳を行います。 | 生後12時間後より母乳またはミルクを飲みます。 沐浴、体重測定、黄疸検査を毎日行います。 ビタミンk2シロップを飲みます |
出産2日目 | 出産2-6日目の間に沐浴指導を行います。 | 体調に合わせて授乳を行います。 | 新生児聴覚検査を行います。助成券をお持ちの方は提出して下さい。 |
出産3日目 | 貧血検査、尿検査 血圧測定、体重測定を行います。 授乳状況に合わせたケアを行います。 | 血圧測定、体重測定を行います。 授乳指導を行います。その後母児同室を行います。 | ![]() |
出産4日目 | 産科医師による退院診察があります。 出産2-6日目の間にお祝い膳を召し上がっていただきます。 | 採血、尿検査を行います。 出産4-8日目の間に沐浴指導を行います。 | 小児科医師より、経膣分娩で生まれた赤ちゃんの新生児健診を行います。 先天代謝異常検査を行います。 |
出産5日目 | 出産2-6日目の間に退院指導を行います。 | 出産4-8日目の間に退院指導を行います。 | ビタミンk2シロップを飲みます。 |
出産6日目 | 退院 | 授乳状況に合わせたケアを行います。 | 黄疸がなく、体重増加も良好であれば、お母さんと一緒に退院です。(経膣分娩) |
出産7日目 | ![]() | 産科医師による退院診察があります。 出産4-8日目の間にお祝い膳を召し上がっていただきます。 | 小児科医師より、帝王切開で生まれた赤ちゃんの新生児健診を行います。 |
出産8日目 | 授乳状況に合わせたケアを行います。 | ||
出産9日目 | 退院。 | 黄疸がなく、体重増加も良好であれば、お母さんと一緒に退院です。(帝王切開) | |
退院 翌日 | 電話訪問を行い、自宅に帰ってからの状況をお聞きします。 | 電話訪問を行い、自宅に帰ってからの状況をお聞きします。 |
現在は、コロナ感染対策のため、面会禁止となっております。変更がある場合は、その都度お知らせ致します。
赤ちゃんについて
母児同室について
母乳育児促進と、退院後スムーズな育児が行えるように母児同室を行い一緒に過ごして頂きます。お母さんの疲労具合や赤ちゃんの状況に合わせて行います。
新生児聴覚スクリーニング検査について
新生児を対象に、聴覚障害を早期に発見、治療が受けられるようにするため、自動聴性脳幹反応(AABR)検査を行っています。各自治体による助成券がある場合は、申込書と一緒に提出してください。
ビタミンk2シロップについて
ビタミンkは血液の凝固に必要不可欠な栄養素です。ビタミンk欠乏による出血性疾患を予防するためにビタミンk(ケイツーシロップ 0.2%)の内服を行っています。当院では13回法を推奨しております。
先天性代謝異常検査
先天性代謝異常検査とは、生まれつき体の中の栄養素を代謝するしくみや、ホルモンを作る仕組みに異常があり、赤ちゃんの知的及び身体に障がいを残すことがある病気です。検査を受けて早期発見し、病気の発症や重症化を予防をすることが可能です。当院ではすべての赤ちゃんに検査を行っています。追加の検査もありますので、ぜひ検査を受けてください。

これから出産を迎えられるママへ
皆さん、マタニティライフをどのようにお過ごしでしょうか。現在、新型コロナウイルス感染症対策のため、マタニティクラスをお休みしています。それに伴い病棟案内することも出来ない状況となっております。
病棟の様子を参考にしていただけるよう作成いたしました。

4階西病棟 スタッフ一同
入院が決まったら、4階西病棟へ
内診室

- 入院時、内診してお産の進み具合を見ます。
陣痛室

- 陣痛室では、陣痛と赤ちゃんの心音を確認します。
- アクティブチェアや大きなクッションなどもあります。リラックスして過ごせるように工夫できます。気軽にお声がけください。
分娩室

- お産が近づくと分娩室に移動します。
- お腹にモニターを付けて陣痛と赤ちゃんの状態を見ていきます。
点滴をしてお産をする準備をします。 - さらにお産が近づくと医師を呼びます。必要時には小児科医師が立ち会う場合もあります。
- 分娩台脇には産まれた赤ちゃんのケアをするための処置台があり、産まれる前に暖めておきます。
- お産後2時間は分娩台でゆっくり休みます。
- 赤ちゃんが元気であれば授乳もできます。


沐浴室

- 赤ちゃんは、産まれて次の日から沐浴を行います。
- 入院中に沐浴指導を行います。
個室

- 個室は1人部屋と2人部屋があり、手術前後の患者さんや個室を希望される患者さんが利用しています。
- 個室は別途個室料金がかかります。
- 個室を希望されても、状態が不安定な患者さんや手術前後の患者さんが優先されるため、大部屋への移動にご協力いただく場合がございます。
大部屋

- 基本的に4人使用です。
- プライバシーの保護のためにカーテンを使用いただけます。
床頭台

- 貴重品はセーフティボックスにて自己管理をお願いいたします。
- テレビカードは1階フロア飲料自動販売機脇自販機、4階ロビー内自販機にて購入することができます。
- 冷蔵庫もテレビカードにて利用することができます。
- テレビカードは使用途中でも精算機で残金を受け取ることができます。
- 大部屋でのテレビ使用の場合、イヤホンを使用していただいております。
ロッカー

- ロッカーは上下でお使いいただけます。
授乳室

- 授乳室入室にはカードキーが必要です。授乳指導時にお渡ししています。
- 母児同室後は、授乳室又はお部屋で授乳をします。必要時助産師がお手伝いさせていただきます。
新生児室

- 授乳室の奥に新生児室があります。
- 母児同室中に、シャワーを浴びる時や売店に買い物に行く時などは、スタッフに一声お掛けいただき、新生児室にて赤ちゃんをお預かりいたします。
浴室


- 自然分娩の方は産後1日目、帝王切開の方は産後3日目からシャワーすることができます。
- 朝6時以降に看護室にシャワー順番表がありますので、看護室にて部屋番号とベッド番号をスタッフが記入させていただき予約カードを患者さんにお渡します。時間になりましたら浴室をご使用ください。予約カードと引き換えにドライヤーをお貸ししますので髪を乾かす際は洗面所右側でご使用ください。
- CSセットご利用の方は、脱衣所に着替えやバスタオル・フェイスタオル、浴室にシャンプー・コンディショナー・ボディソープが準備されており、ご利用いただくことができます。
面談室


- 主に医師からのお話や患者さんとのカンファレンス、退院指導などで使用しますが、空いている時は携帯電話通話などでご利用いただけます。