臨床における倫理方針

臨床における倫理方針

平成21年12月25日

  1. 患者さんの人権、信条、価値観及び自己決定権を尊重し、十分なインフォームドコンセント(説明と同意)を徹底することにより、患者さんが医療に積極的に参加できるように努めます。
  2. 患者さんのプライバシーを尊重し、個人情報の保護と職務上の守秘義務を遵守します。
  3. 終末期医療、延命治療等生命の尊厳に関する問題、医療行為の妥当性等倫理的な問題を含むと考えられる医療行為については、本人、家族、主治医、当該診療科長、コメディカル等と十分な協議、検討を行います。なお、方針が定まらない場合は倫理委員会において倫理的及び科学的な観点から十分な検討を行います。
  4. 医学及び医療の発展に必要な研究の実施については、法令、ヘルシンキ宣言(ヒトにおけるbiomedicalに携わる医師のための勧告)及び臨床研究に関する倫理指針を始めとする厚生労働省が示した医学研究に関する各種指針を踏まえ当院の倫理委員会又は治験審査委員会において必要な検討を行います。
  5. 宗教上の理由による輸血拒否の患者さんに対しては、当院が定めた「宗教上の理由による輸血拒否に関する対応方針」に基づき適切に対処します。
  6. 腎臓、角膜の臓器移植に該当する場合については、家族の心情に十分配慮しながら法令及び当院のマニュアルに基づき適切に行います。

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