糖尿病 ・ 内分泌内科

糖尿病 ・ 内分泌内科

概要

国民統計によりますと、「糖尿病が強く疑われる方」は年々増加しており、直近の統計では1,000万人になりました。それだけ身近な病気になってきています。


糖尿病は血糖を下げるホルモンである「インスリン」の出が悪くなったり、効き目が悪くなり、その結果血液中の糖分が増える病気です。糖分が増えるだけでは痛くもかゆくもありません。しかしその状態が長く続くことによって様々な合併症を発症します。これが糖尿病の怖いところです。

糖尿病の治療の大原則として、食事療法と運動療法があります。まずは食事と運動を含めた生活習慣を見直すことが非常に重要となり、早期の患者さんほど、この2つを実施することで良い血糖コントロールが得られます。そして食事療法と運動療法を実施しても良い血糖コントロールが得られない場合に、薬物療法を追加することになります。

当科の取組について

当科では年間外来患者のべ5,400人、糖尿病教育及び治療強化のための入院がのべ60人を数え、多くの患者様の診療に携わるとともに、米沢市及びその近隣地区の先生方と診療のための連携をとっております。またその他内分泌疾患に関しては、山形大学医学部第三内科より経験豊富な専門医等を招聘して患者様の診療にあたっております。

当科の特徴は、様々な職種の方が連携をとる「チーム医療」に取り組んでいるところです。このチーム医療では患者様やご家族の方もその一員です。糖尿病治療の目標は、健康な人と変わらない生活を確保することですので、チーム一丸となってその目標を目指しましょう。以下ではその取り組み内容についてご紹介いたします。

チーム医療のイメージ画像

外来

  1. 糖尿病療養指導
    糖尿病の付き合い方、日常生活の指導、合併症、低血糖、シックデイなどの指導を糖尿病療養指導士が行います。生活習慣を見直し、血糖コントロールの重要性をご理解いただき、治療を継続できるように関わっています。
  2. 糖尿病透析予防指導
    糖尿病腎症を発症した患者様へ病期に応じた腎臓の状態と生活に合わせた療養行動について患者様と一緒に考えています。3回の糖尿病透析予防の管理料算定以外に、看護師からのフォロー指導も行っています。患者様の腎臓が弱っていることを理解して、ご自身の身体を気遣っていけるように支援しています。この取り組みを始めて10年目になりますが、下記のグラフの通り年々治療効果が上がっております。
  3. インスリン外来導入指導
    教育入院が出来ない患者様に対して、自己注射、自己血糖測定、合併症や食事療法、運動療法など計4回の指導を行っています。インスリン注射に対して受け入れる思いや気持ちを大切に支援しています。
  4. フットケア
    簡易検査として腱反射、振動覚、モノフィラメントを用いたタッチテストを行っています。足病変のリスクの高い患者様への予防指導(フットケア方法、ポイント爪の切り方、靴の選び方など)を行っています。
透析予防指導年度別報告結果表

療食科

糖尿病教室を開催したり、糖尿病と診断を受けた後の栄養指導を行っています。

薬剤部

教育入院での指導、糖尿病薬を内服している患者様へ服薬指導を行っています。

リハビリテーション科

糖尿病教室ではリハビリ室で実際に運動しながら教育指導を行っています。また地域での健康教室の依頼があった場合は出向いて指導を行っています。

入院について

教育入院1週間と2週間があり、治療強化入院も適宜行っています。教育入院は糖尿病教育が必要な方、血糖コントロールが必要な方、合併症の治療が必要な方などが対象です。糖尿病の治療と食事・運動療法、服薬指導をガイドブックを使って行い、時にはDVD資材も用います。


インスリン注射や自己血糖測定の指導は時間をかけて行います。合併症の検査と加療も行っています。ご家族様への教育指導も行っており、患者様も今までの生活習慣を振り返る機会となり、不安や疑問を入院中に解決することが出来ます。


例年11月14日の世界糖尿病デーに合わせて患者様、職員に向けてイベントを開催しております。糖尿病等その他内分泌疾患に対して不安な点やご心配事がありましたら、遠慮なく当科へご相談ください。(文責 有村美和子)

よく見られているページ