臨床研修指導医の紹介
貴重な2年間を当院で研修される皆さんには、すばらしい医師に育っていただけるよう指導医一丸となって応援します。
循環器内科(第一内科)
第一内科部長 上北 洋徳
出身大学
福島県立医科大学(H12年卒)
主な専門医等の資格
- 日本内科学会(認定医・総合内科専門医・指導医)
- 日本循環器学会(専門医)
- 日本心血管インターベンション治療学会(認定医)
- 日本心臓リハビリテーション学会(指導士)
- 日本救急医学会 ICLSインストラクター/ディレクター
- 日本内科学会 JMECCインストラクター
- 医学博士
- 臨床研修指導医講習会修了、プログラム責任者養成講習会修了
- がん診療に携わる医師に対する緩和研修会修了
- 心不全緩和ケアトレーニングコース(HEPT)修了
自己紹介
福島県いわき市の出身です。当院に着任して10年以上経ちました。コーヒー、散歩、自転車が好きです。フットサルもしますが、右膝が痛みます。毎日心穏やかに過ごすことをモットーにしています。
診療科の紹介
代表的な循環器疾患を経験することができます。科内はもちろん、心臓血管外科やコメディカルスタッフとの関係も良好で、気軽に相談できる環境が整っています。
研修の目標・ねらい
① 循環器疾患の診断と初期対応ができる。
② 急性肺炎や気管支喘息、糖尿病などの内科common diseaseに対応することができる。
③ 突然の心停止に対する蘇生処置ができる。これらを目標とします。
研修の内容・特徴
上級医とともに10人程度の患者を担当します。急性期治療だけではなく、心臓リハビリテーションにも力を入れています。救急蘇生講習会を受講し、インストラクターを目指すことができます。
ひとことメッセージ
当院の研修医は少ないのですが、その分担当できる症例や手技は多いと思います。将来の進路がどこであっても、有意義な研修ができるように全力でサポートしたいと思います。
消化器内科(第二内科)
第二内科長 佐藤 智佳子
出身大学
山形大学 (H13年卒)
主な専門医等の資格
- 日本内科学会(認定医)
- 日本消化器病学会(専門医)
- 日本肝臓学会(専門医)
- 日本消化器内視鏡学会(専門医)
- 医学博士
- 臨床研修指導医講習会修了
自己紹介
山形大学消化器内科で、非アルコール性脂肪性肝炎の患者さんを診てきました。美味しいものを食べるのが好きですが、最近太ってきたので、ほどほどにしないといけないな、と思っているところです。
診療科の紹介
消化器疾患全般、特に消化管出血や胆のう炎など、common diseasesが多く、緊急入院もよくあります。暇な時間もありますが、どちらかというと、バタバタと忙しくしています。
研修の目標・ねらい
消化器疾患について、疾患想起や緊急時の初期対応ができるようになること。
研修の内容・特徴
主治医とともに入院患者を担当し、診断に必要な検査を行い、治療方針をたてます。検査、治療手技では、腹部エコーを指導医のもと多数経験、内視鏡検査・治療時には、助手として参加します。各種検討会に参加します。
ひとことメッセージ
1か月、2か月はあっという間に過ぎてしまいます。具体的な目標をたてて、密度の濃い研修をしましょう。
乳腺外科
診療部乳腺外科部長
診療部緩和ケア内科長
診療技術部中央手術室長 橋本 敏夫
出身大学
自治医科大学 (H2年卒)
主な専門医等の資格
- 日本外科学会(認定医・専門医・指導医)
- 日本がん治療認定医機構(認定医)
- 日本乳癌学会(専門医・指導医)
- 乳がん検診超音波検査実施判定医師 A判定
- 日本消化器外科学会(専門医・指導医)
- 日本消化器外科学会(消化器がん外科治療認定医)
- Austin Journal of Surgery Editorial Board Membership、HSOA Journal of Emergency Medicine and Surgical Care Editorial Board Membership
- 医学博士
- 臨床研修指導医講習会修了
自己紹介
地元米沢興譲館高校を卒業後、自治医科大学を平成2年卒業し山形県内の病院をローテーションし、現在は米沢市立病院外科・乳腺外科診療に従事しています。趣味はバスケットボール鑑賞することと温泉巡り。
診療科の紹介
乳癌の診断、外科治療、放射線治療、薬物療法、緩和医療と幅広い領域の診療に携わることが必要となります。乳癌は罹患率の増加し、女性9人に1人が乳癌を罹患するといわれています。
研修の目標・ねらい
マンモグラフィーの読影、乳腺超音波診断などの画像診断から、外科手術、術前術後薬物療法、その後の緩和医療の習得をする。乳がんの診断治療は日々進化するため積極的に学会参加し、最新の医療知識を習得すること。
研修の内容・特徴
マンモグラフィー読影を学び、精中医機構の読影認定医資格を取得する。乳腺超音波診断を学び、精中医機構の読影認定医資格を取得する。乳房温存手術、乳房切除手術、センチネル生検の適応について学ぶ。
ひとことメッセージ
罹患率は女性で1位です。他の癌と異なり40代後半から60歳代に罹患率のピークを認め、子育て世代の女性など若い患者が多く認められます。今後乳腺専門医の活躍が求められます。
心臓血管外科
副院長
診療部心臓血管外科長 佐藤 洋一
出身大学
福島県立医科大学 (S62年卒)
主な専門医等の資格
- 日本外科学会(認定医・専門医・指導医)
- 日本胸部外科学会(認定医・指導医)
- 日本循環器学会(専門医)
- 日本脈管学会(専門医・研修指導医)
- 日本血管学会(血管内治療医)
- 日本心臓血管外科学会(専門医、指導医、国際会員)
- 腹部ステントグラフト指導医、胸部ステントグラフト指導医、下肢静脈瘤レーザー治療指導医
- 福島県立医科大学医学部臨床教授
- 医学博士
- 臨床研修指導医講習会修了、プログラム責任者養成講習会修了
自己紹介
モットーは「よく遊びよく学べ」と「成せばなる」です。できない原因のほとんどはやる気がないことです。趣味は、登山、卓球、スキー、麻雀、Walking、海釣り、松茸取り、大勢のバーベキュー、映画鑑賞です。
診療科の紹介
現在2人で診療を行っています。鈴木先生は脂の乗った40代で、手術は彼が執刀しています。2人とも教えたがりで面倒見は良いです。学生さんと飲みに行くとか、バーベキューや登山に行くのが大好きです。
研修の目標・ねらい
当科の疾患に関して、基本的な病態や治療法を理解するのと同時に、手術手技や術後管理も実際に体験してもらいます。また、患者さんや医療スタッフとのコミュニケーションの取り方も学んでもらいます。
研修の内容・特徴
週4回(開心術、動脈手術、下肢静脈瘤2例)手術に必ず一緒に入り、実際に切開、縫合、結紮もしてもらいます。術前、術後検査も実際に行い、週2回のスタッフカンファに加わり問題点を把握してもらいます。
ひとことメッセージ
手術は、胸部および腹部大動脈置換術からステントグラフト内挿術、弁置換や形成術、冠動脈バイパス術、下腿動脈へのバイパス術、下肢静脈瘤に対するレーザー手術など、ほとんどの手術を当院で行っています。
整形外科
診療部長
診療部整形外科部長 川路 博之
出身大学
山形大学 (H元年卒)
主な専門医等の資格
- 日本整形外科学会(専門医)
- 日本人工関節学会(認定医)
- 東北整形災害外科学会
- 日本股関節学会
- 東日本整形災害外科学会
- 日本人工関節学会
- 日本股関節学会
- 日本クリニカルパス学会
- 日本リハビリテーション学会
- 日本小児股関節研究会
- 医学博士
- 臨床研修指導医養成講習会修了
- 向精神薬の適正使用に係る研修会修了
- 小児臨床研修指導医講習会修了
- 運動器疾患指導管理医師セミナー修了
自己紹介
休日は家の庭の芝刈りをよくします。晴れた夕方には家族でバーベキュー(本格的なのもではなく、後片つけも簡単にするためにホットプレートを使用)をするのも楽しみの一つです。モットーは「何事も自分次第」です。
診療科の紹介
毎日8時15分から外来患者の検討会、週1回、入院患者のカンファレンスを行っています。医師数が多くないため、アットホームな雰囲気です。治療方針に悩む症例に関しては、皆で検討して方針を決定しています。
研修の目標・ねらい
目標は問診、診察、画像の読影・診断、整形外科的治療(骨折・脱臼の整復、ギプス固定、各種注射の手技)の習得、手術の助手、指導医の指導の下での執刀です。救急症例についても整形外科的初期治療法を研修します。
研修の内容・特徴
2023年11月の新病院開院後は急性期医療中心の病院になります。救急症例や外傷の手術、術後管理を多く経験すること、また、回復期病院が隣接されるため、切れ目のない医療を体験できることが期待できます。
ひとことメッセージ
新しい病院で研修を行うことに不安を感じる方もいると思います。しかし、人生の中で、新しい病院で診療する経験ができる医師は、決して多くはいません。いや、ほとんどいません。一緒にそんな経験をしてみませんか?
泌尿器科
病院長
診療部泌尿器科長 長岡 明
出身大学
産業医科大学 (H2年卒)
主な専門医等の資格
- 日本泌尿器科学会(専門医・指導医)
- 日本がん治療認定医機構(がん治療認定医)
- 日本排尿機能学会(認定医)
- 山形大学医学部臨床教授
- 医学博士
- 臨床研修指導医講習会修了
自己紹介
これまで主として泌尿器科臨床、特に手術を中心にに取り組んで来ました。専門分野は、排尿障害、女性泌尿器科、泌尿器科腫瘍全般です。座右の銘は研修医時代の恩師から教わった「鬼手仏心」です。
診療科の紹介
米沢市内で唯一の泌尿器科入院治療施設です。山形大学との連携のもと大学病院相互補完的に、大学病院では経験することの少ない排尿障害、小児、腎不全、結石、感染症などの診断治療を行っています。
研修の目標・ねらい
泌尿器科を目指す先生には泌尿器科医に求められるベーシックなスキルのトレーニングを目指します。泌尿器科以外を目指す先生には、泌尿器科疾患の考え方や他科の先生に役立つスキルを学んで頂きます。
研修の内容・特徴
まず最初に泌尿器科疾患に対する考え方、アプローチ法を学んで頂きます。次に泌尿器科医療の基本的手技を学んで頂きます。
ひとことメッセージ
泌尿器科医を目指さない先生でも泌尿器科疾患・合併症治療は避けては通れません。がん治療中心の大学病院でのポリクリでは学べない泌尿器科の実臨床を学んでください。
産婦人科
診療部産婦人科部長 須藤 毅
出身大学
山形大学 (H12年卒)
主な専門医等の資格
- 日本産科婦人科学会(専門医)
- 日本産婦人科腫瘍学会
- 臨床研修指導医講習会修了
自己紹介
千葉で育ち大学から山形、そのまま居ついてしまいました。いまは平日米沢、週末山形のハイブリッド単身赴任です。一人の時はピアノ弾いてるか料理してるか掃除してるか動画観てるかお酒飲んでるかで時が過ぎます。
診療科の紹介
現在わたしを含め3人態勢で診療にあたっています。山形大学産婦人科の教育関連施設でもあり、正常分娩のほかハイリスク妊娠の管理、一般婦人科や婦人科悪性腫瘍など多岐にわたる症例を扱っています。
研修の目標・ねらい
一般の婦人科診療や妊婦健診はもちろんのこと、分娩や帝王切開の判断などが一人で出来るようになることを最低限の目標と設定しています。それに加え各種検査や手術手技の習熟にちからを注いでいます。
研修の内容・特徴
少人数のチーム医療の利点である密な連携のもと、外来・病棟業務、手術などを研修できます。毎日行うディスカッションを通じて、症例・疾患ごとの理解力向上を目指しています。
ひとことメッセージ
赤ちゃん、圧倒的にかわいいですよ。どんなに大変なお産でも元気な産声を聞いた瞬間にすべてが報われます。いっぱい赤ちゃん抱っこしてホワホワしたい方、待ってます。
眼科
診療部眼科部長 髙宮 美智子
出身大学
山梨医科大学 (S62年卒)
主な専門医等の資格
- 日本眼科学会(専門医・東北大学専門研修指導医)
- 日本網膜硝子体学会(PDT認定医、羊膜術者)
- 医学博士
- 臨床研修指導医講習会修了
自己紹介
趣味はテニスですが、健康維持のためにやっています。
診療科の紹介
眼科で地域の患者さんに見える喜びをサポートしたいと考えています。
研修の目標・ねらい
患者さん1人1人を大切にしたいと考えています。臨床の現場は教科書に書かれたものとは大分ちがうので臨機応変に対処できるようにしたいと考えています。
研修の内容・特徴
眼科の疾病がおこる全身疾患についての理解をすること。
緊急性のある眼科疾患についての理解をすること。
ひとことメッセージ
教科書にあるような眼科疾患の理解をすること。
一般的な眼科疾患の理解をすること。
救急部門(麻酔科/救急科/集中治療科)
統括副院長
診療部麻酔科長
診療部集中治療科長
医療経営対策室長 松本 幸夫
出身大学
福島県立医科大学 (S61年卒)
主な専門医等の資格
- 日本集中治療医学会 (専門医)
- 日本麻酔科学会 (指導医・専門医) 麻酔科標榜医
- 日本救急医学会 (専門医)
- 山形県地域災害医療コーディネーター
- メディカルコントロール指導医
- 山形大学医学部臨床教授 (救急医学分野担当)
- 医学博士
- 臨床研修指導医講習会修了
自己紹介
福島原子力第一発電所のある双葉郡という地区の山の中で生まれ、郡山の安積高校に進学しました。実家が農家なので、官舎の住宅敷地内に家庭菜園で種々の野菜を育てています。食べてみたい研修医はぜひ来てください。
診療科の紹介
杉浦明日美先生、羽田俊裕先生は、山形大学の学生時代から救急の実習を当科で行っており、初期研修も当院を選択してくれました。長期間にわたり一緒の仕事仲間で、技術・知識は研修医の手本になると思っています。
研修の目標・ねらい
①緊急を要する救急患者の初期治療についての習得
②集中治療における重症患者の全身管理
③手術における麻酔の技術・知識を学び、周術期の患者管理に応用できる能力
を身に着けてもらいます。
研修の内容・特徴
救急でのFASTを正確で円滑に施行できるように、エコーを聴診器代わりに操作できるまで、トレーニングをしてもらいます。麻酔時の気管挿管(目標100例以上)、バッグマスク換気は完全に修得してもらいます。
ひとことメッセージ
米沢市は上杉家の城下町として歴史のある街で、2023年には新病院に建替えられます。新たな病院で、住民が安心して生活できる医療体制を、一緒に造っていきませんか。それには若い皆さんの協力が絶対に必要です。